8月の初めにトランプ大統領から宣言された中国に
対する関税の第4弾について一部、延期の発表が
あり、金融市場に動きがありました。
関税の延期
発表された第4弾の関税の一部が延期されます。
延期時期は12月になる見込みで携帯電話、玩具や
ノートパソコンが関税対象から除外されます。
一部、延期になる対象はクリスマスシーズンの
消費悪化に備えた措置であると発表されています。
市場の値動き
この関税の延期の発表を受けて米国株式市場は連日の
下落から反発しました。NYダウは372ドル高で引けて
取引時間中には400ドルを超える株高でした。
翌日の日経平均株価は200円の株高でした。為替が
1ドル105円前半を推移していましたが107円近くまで
円安が進んでいたことも日経平均の後押ししました。
ただ日本の株式市場がクローズしてからは再び円高の
方向に進み始めて106円を割り込んでいます。
今回の延期発表に市場は敏感に反応したものの、あまり
長続きはしないかもしれません。下落基調の調整の
タイミングに発表が重なった反発かもしれません。
これまで様々な決定や変更が予告なく突然に発表されて
いますので9月1日に追加関税を発動する予定ですが
まだ半月ありますので、また延期や中止の発表がある
可能性は低くないと予測されます。
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