NISA(小額投資非課税口座)

  • 2019.6.4

NISAとは「ニーサ」という読み方で1年間で120万円分の投資について
非課税で利益を得られる口座です。

NISAの概要

株式の譲渡益や配当金には約20%の税金がかかります。(税金に関する参考記事
例えば1年間に100万円で購入した株から5万円の配当金が出る場合
約1万円の税金がかかりますがNISAの枠内で株を購入すると
この約1万円の税金がかかりません。
2023年まで毎年120万円分のNISA枠を使うことができますが
ある年に使いきれなかった分を翌年に繰り越すことはできません。

持ち越しのルール

NISAには非課税枠で購入した株式や投資信託などを5年間、非課税を継続しながら
保持し続けることができます。(時価が120万円以上でも保持可能)
持ち続けた株や投資信託は5年を過ぎる翌年にが2023年以前であれば
翌年のNISA枠に移すこと(ロールオーバー)ができるほか、
通常の課税口座に移すことができます。
ロールオーバーするときに時価が120万円以上でもすべてを
ロールオーバーすることができます。
(ただしNISA枠はすべて使用済み扱いになります)

注意点

 ・ 1人1口座のみ開設可能(→年単位で他の金融機関に変更は可能)
 ・ NISA口座と他の口座と損益通算不可能
 ・ 保有中の株などをNISA口座に移管不可能

積立NISA

年間40万円までの20年間の非課税投資枠で購入方法は累積投資契約に
基づく買付けに限られています。購入可能な商品も特定の投資信託に限られます。

ジュニアNISA

未成年を対象に年間80万円までの非課税枠です。
原則的に18歳の12月31日までは払い出すことができません。

まとめ

NISAは長期投資を前提に作られた制度なので短期トレードには向きません。
長期投資を前提にしていますのでロールオーバーするタイミングで大きく利益が
出ている場合、通常の口座に戻すと新規に購入した扱いになりますので
売却しても譲渡益に対する税金はかかりません。
途中で譲渡益を得られるタイミングもありますが配当金や分配金などを
非課税で得るのが有効です。

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