7月30日、31日にてFOMCが開催されました。
市場関係者の予想通り利下げが発表されました。
金融緩和策
政策金利の利下げ幅は0.25%で2.25~2.50%から
2.00~2.25%に引き下げられました。政策金利の
利下げは10年半ぶりとなります。今回の利下げは
景気循環の中の調整であり長期的な利下げについて
否定されました。
利下げが続かないとのことからNYダウは終値で
330ドル下落しました。一時、下落幅が470ドルまで
広がることがありました。
2008年の金融危機時に量的緩和策として買い入れていた
米国債などの金融資産の売却を2017年から2019年の
9月まで続ける予定でしたが2ヶ月、前倒して
終了すると発表されました。
トランプ大統領のコメント
この利下げの発表を受けてトランプ大統領がTwitterで
パウエル議長に失望したというコメントをしました。
トランプ大統領は米国株式を上昇させることを目的に
継続的な利下げの開始を希望していましたが、今回の
利下げは調整であるとの見方から市場関係者にも
織り込み済みでネガティブに捉えられました。
各国の利下げの動き
金融緩和について各国の中央銀行が懸念を示しており
欧州のECBも利下げをしておりブラジルやトルコの
中央銀行も利下げをしています。
日本も30日の金融政策決定会合で金利の低利率の
維持、誘導を発表しています。
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