大幅、下落の大発会

  • 2020.1.6

2020年に入り株価、為替が大きな値動きが出ています。
年末から地政学リスクが高まっていることが原因です。

アメリカとイランの対立

イランには革命防衛隊のコッズ部隊とよばれる
反アメリカの部隊があります。そのコッズ部隊の
司令官であるソレイマニ司令官が1月2日に
トランプ大統領の命令で殺害されました。

対してイランは報復措置を表明しています。

トランプ大統領は、イランの報復措置が実行されれば
イランの重要施設52ヶ所を攻撃するとしています。
イランも、この発言に対して300ヶ所の攻撃を表明して
いて双方、引くことなく緊張が続いています。

北朝鮮の非核化中止

トランプ大統領と金正恩委員長は2018年の6月に
米朝首脳会談を実施して非核化を約束しました。
ただ翌年の2019年の2月に開かれた会談で決裂して
以降、経済制裁が解除されない北朝鮮は2020年に入り
ICBM(大陸間弾道ミサイル)と核兵器の開発を
再開することを発表しました。

大発会の下落

上記の2点の地政学リスクにより1月2日、3日に
為替が円高方向に1円以上、進み108円前後で
推移しています。
アメリカの株価は2日こそ300ドルを超える上昇幅に
なりましたが3日に200ドル以上、下落しました。

日本の株式市場の大発会も、その流れを引き継いで
日経平均株価400円を超える下落から始まって
一時期500円を超える下落となりました。
午後に入って日銀のETF買いがあり多少は戻しましたが
結果としては450円の下落で引けました。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。