2019年5月の振返り、6月の見通し

  • 2019.6.3

令和が始まった初めの月はお祝い相場というものがあるかもしれないという記事を
見かけたりしましたが日本の株式市場は冴えない始まりになりました。
5月の日経平均株価は600円弱の下落でした。
為替もドル円で3円近く円高が進んでいます。
5月で大きな動きとしては米中貿易摩擦の第4弾を発動するということと
メキシコに関税をかけるという2点が挙げられます。

さて6月が始まりまして日経平均は先週のNYダウの暴落を引き継いで続落で始まりました。
一時期は300円近い安値を付けていましたが14時から少し持ち直して190円安で引けました。
日銀のETF買いが入っているのも安値をやわらげた要因です。
5/29~6/3までの4営業日連続で日銀はETFを買い入れています。
日銀が一日に買い入れるETFは約700億円と金額が大きいですので日経平均が大きく
下がる日には日銀がETFを買い入れて下げ幅を限定することが多いです。

6月初旬は下がり基調が続いていきそうですが今週は月初めなので
アメリカの経済指標があります。経済指標の結果によっては
トレンドが変わるかもしれません。

経済指標

 ・ 5月ADP雇用統計(前月比)
 ・ 5月ISM非製造業景況指数(総合)
 ・ 5月平均時給(前月比)
 ・ 5月非農業部門雇用者数変化(前月比)
 ・ 5月平均時給(前年同月比)
 ・ 5月失業率
月の中旬は大きなイベントはないのでレンジ相場になりそうです。
月末は28日(金)、29日(土)にG20サミットが大阪で開催されます。
参加国にはアメリカ、中国、EU、メキシコなど渦中の国々が参加しますので
各国の首脳が集まって重要な決定があるかもしれません。

株にしてもFX(ドル円)にしても現状は今月も全体的に下落の要素が多いですので
買いから入って利益を上げるのは難しそうです。

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