G7で米中貿易協議再開を表明

  • 2019.8.26

週末から開催された各国首脳会議G7にて米中の摩擦に
各国から懸念の声が飛び交いました。具体的な解決の
方法はみえないままでしたがトランプ大統領から
米中貿易協議の再交渉が発表されました。

今回のG7では初めて首脳宣言が採択されず見送りと
なりました。また気候変動に関する会合で
トランプ大統領が欠席するという足並みが揃わない
閉幕となりました。

市場の動き

先週末にトランプ大統領から中国の関税引上げの発表が
あってからNYダウが600ドル下落しました。週明けに
為替はドル円で104円台前半で開始しました。これは
年初とほぼ同等な水準まで円高が進みました。
アメリカの株安を引き継いだことと円高を嫌気したため
日経平均株価も大幅に下落しました。下落幅は500円を
超えるときもあり、終値としては450円弱の株安と
なりました。

そしてG7を経てトランプ大統領から米中貿易協議を
再開すると発表があってから円安方向に進み一時期、
106円台を回復しています。26日のNYダウも株高で
始まりました。ただ先週末の下げ幅を取り戻すほどでは
ありません。翌日の日経平均株価も株高になる見込みは
ありますがNYダウ同様に下げ幅を取り戻すほどの
上昇はなさそうです。

市場は日経平均株価の20,000円割れを視野に
入れ始めているかもしれません。

月足で三角保ち合い


ドル円で一時期104円台まで円高が進んだことにより
月足で下向きの三角保ち合いが徐々に形成されつつ
あります。これが下向きに抜けることとなると一気に
下落の勢いが強まり1ドル100円まで円高が一気に
進む可能性もありそうです。

日米貿易交渉

9月末までに協定の署名することを目指していると
発表がありました。アメリカから輸入する牛肉について
TPPと同等の税率である9%まで段階的に下げることや
日本の自動車をアメリカに輸出する際の関税については
引き続き協議するという運びとなっています。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。