30日、午後に日本銀行の黒田東彦総裁が金融政策の
決定会合後に会見を開きました。リスクを未然に
防ぐために金融緩和措置を講じると発言しました。
今後の緩和策
黒田総裁は海外経済を中心に下振れのリスクが大きいと
指摘しています。これまでは何かが起これば都度
対策するという姿勢でしたが今後はリスクに事前に
備えてリスクを予防していくとのことです。
これまでのETF(上場投資信託)の買い入れと長短の
金利操作は続けていきます。少なくとも20年春まで
短期金利は0.1%に長期金利は0%に誘導が続きます。
さらに追加の施策としては短期政策金利の引き下げや
長期金利操作目標の引き下げ、マネタリーベースの
拡大ペースの加速など様々な方法があるということも
強調しました。
他国の利下げ
ECB(欧州中央銀行)やFRB(米連邦準備理事会)など
他国の中央銀行も利下げを発表しています。
ECBは25日にすでに利下げを発表しており、FRBは
31日のFOMCで利下げが確実視されています。
他国で利下げが進むと日本との金利差が縮まることで
円高が進むことになります。日本は輸出企業が多いので
円高が進むことで株価の低下につながることが
懸念されます。
明日のFOMCにおける金融政策も注目度が
高いイベントです。
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