プロスペクト理論

  • 2019.7.23

株式投資やFXなどでスキャルピングのように短期間で
取引する場合、予測と逆の値動きをしたときは
「損切り」をすべきです。

買いで入って値が下がっていくと、損失になります。
損失になると損切できず、放置してしまう塩漬けに
してしまうことがあります。再び上昇するだろうと
放置すると損失が大きくなり切るに切れない状況に
なってしまいます。

プロスペクト理論

損切することができない心理を説明する理論として
「プロスペクト理論」があります。

人間は利益が出ると逃さないように、すぐに利益確定を
してしまい、損失が出ると確定できないという
特性があります。
例えば以下の条件の場合、多くの人がパターンAを
選択します。

【パターンA】
 100%:1万円もらえる
【パターンB】
 50%:10万円もらえる、50%:5万円払う

実際に得なのはパターンBです。
わずかでも損失が出る確率があると、損失を嫌って
確実に利益となるパターンAを選ぶ傾向が強いです。

損失は出て膨らみ始めると焦りが出ますが損失が
大きくなりすぎると、あまり気にならなくなる傾向も
あり、この気にならない状態が塩漬けということです。

損切の重要性

短期の取引においては自分の予測通りの値動きをせず
損失になっている場合は損切をすべきです。
含み損がある買いポジションがあり上昇する予測が
あるとしても決済してから上がると判断できる明確な
タイミングでポジションを持つべきです。
そのほうが損失分と利益分を合計すると得になります。

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