リスク・リワードの重要性

  • 2019.7.7

株式投資やFXにおける取引で利益を得るための
考え方の1つとしてリスク・リワードというものが
あります。
端的にリスクは損失、リワードは利益を指します。

株式投資やFXを始めたばかりだと、チャートを見て
なんとなく下がってきたので買って、少し上がって
きたので売るという取引で利益が出ることもあります。
このような取引を繰り返すと下がってきたので買って
時間が経つとさらに下落するということもあり資産を
大きく減らしてしまうことになりかねません。

リスク・リワードを考慮した取引

FXで取引することを想定して、これから上がると
予想して買いで入るとします。上がるとすれば
どのくらい上がるのかを予想します。このどのくらい
上がるかという予想がリワードです。仮にリワードを
50銭とします。次に上がると予想したものの相場は
何が起こるか分かりませんので下がる可能性も
あります。この下がる可能性がリスクになります。
このリスクはリワードよりも小さくできる場合に
取引をするべきです。

リワードを50銭、リスクを30銭とするとリワードが
リスクを上回っていますので取引をするべき状況と
いえます。これが逆転すると取引を見送るべきです。

これは上がるか下がるかが互いに50%の場合です。
これに自分の予想による確率を加えます。
例えば、これまでの取引の実績で上がる可能性が
60%で下がる可能性が40%だとすると利益が50銭で
損失が60銭と予測する場合でも取引による損益は
利益になる可能性が高いことになります。

利益確定・損切の注文

リスク・リワードを考慮して、利益と損失を予想して
取引をしたら利益確定と損切の注文を入れます。
利益確定は指値で、損切を逆指値で入れます。
この注文を入れておかなければ、先ほどのリスクと
リワードを考慮した意味がなくなります。この注文を
入れた後は特に触らず注文が約定するのを待ちます。

注文の変更

利益確定と損切の注文を入れた後は基本的に何も
変更すべきではありませんが、例外として2つの
パターンがあります。
 ・ 早めの損切
 ・ 逆指値の変更

1つ目として早めの損切は自分の予想に反した動きを
した場合は初めに逆指値を入れていたポイントまで
待つことなく損切することは損失を小さくできます。

2つ目としては逆指値の変更です。自分の予想通りに
動いて利益が出てきたら逆指値の値を初めの注文の
値に置きます。自分の予想したところまでいけば
当初の利益を得られますし途中から逆に動いたとしても
利益が出ないことはあっても損失が出ない取引に
することができます。

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