3度目のサーキットブレーカー発動
3月16日の米国株式市場は取引開始して、ほどなく
サーキットブレーカーが発動して取引が中断しました。
コロナウイルスの下落において3度目の発動になり
中断後も下落は続き取引時間中に3,000ドルを超える
過去最高の下落幅を記録しました。
FRBが緊急会見をして1%の利下げを発表した直後の
取引日にこれだけ大きな下落になりましたので市場は
今回の利下げをネガティブに捉えているようです。
結果、2,997ドルの下落で前日比12.9%の下落率で
終値は20,188ドルで節目の2万ドルを割込まずに
耐えた格好ですが近々、2万ドルを割る展開は
想定しておく必要がありそうです。
また市場参加者の恐怖を示すVIX指数は80をこえて
います。リーマンショックのときは90をこえて
いましたので、まだその水準ではないですが3週間で
上昇していますので勢いはリーマンショックよりも
上かもしれません。
G7テレビ会議
16日にG7は緊急でテレビ会議を実施しましたが
具体的な政策は発表されず各国の結束をアピールする
内容で金融市場に対する大きなインパクトは
ありませんでした。
日本株式市場の動き
16日は緊急で動きがあり、翌日17日の日本の株式市場は
市場が開いて500円以上、上昇し日経平均株価は
17,557円まで回復しましたが、その後下落基調が続き
再び17,000円を割込む展開をみせながら午後には
もみ合いの展開となり9円高の17,011円で引ける
結果となりました。取引時間中の乱高下は日銀や
年金機構(GPIF)の買いが入ると思惑買いがあったり
様々な参加者買いと売りが錯綜しています。
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