2020年に入り株価、為替が大きな値動きが出ています。
年末から地政学リスクが高まっていることが原因です。
アメリカとイランの対立
イランには革命防衛隊のコッズ部隊とよばれる
反アメリカの部隊があります。そのコッズ部隊の
司令官であるソレイマニ司令官が1月2日に
トランプ大統領の命令で殺害されました。
対してイランは報復措置を表明しています。
トランプ大統領は、イランの報復措置が実行されれば
イランの重要施設52ヶ所を攻撃するとしています。
イランも、この発言に対して300ヶ所の攻撃を表明して
いて双方、引くことなく緊張が続いています。
北朝鮮の非核化中止
トランプ大統領と金正恩委員長は2018年の6月に
米朝首脳会談を実施して非核化を約束しました。
ただ翌年の2019年の2月に開かれた会談で決裂して
以降、経済制裁が解除されない北朝鮮は2020年に入り
ICBM(大陸間弾道ミサイル)と核兵器の開発を
再開することを発表しました。
大発会の下落
上記の2点の地政学リスクにより1月2日、3日に
為替が円高方向に1円以上、進み108円前後で
推移しています。
アメリカの株価は2日こそ300ドルを超える上昇幅に
なりましたが3日に200ドル以上、下落しました。
日本の株式市場の大発会も、その流れを引き継いで
日経平均株価400円を超える下落から始まって
一時期500円を超える下落となりました。
午後に入って日銀のETF買いがあり多少は戻しましたが
結果としては450円の下落で引けました。
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