景気の転換点の目安の1つとして
逆イールドカーブとよばれる現象があります。
国債の利回り
国債は期間と利回りが定められています。
アメリカの米国債は以下の期間の種類があります。
・ 3ヶ月間
・ 6ヶ月間
・ 12ヶ月間
・ 2年間
・ 5年間
・ 10年間
・ 30年間
国債の利回りは基本的に定期預金と同様に
返済される期間が長いほど高くなります。
逆イールドカーブ
国債の短期間の利回りが長期間の利回りを
上回ってしまうことを逆イールドカーブといいます。
この逆イールドカーブが発生すると景気後退の目安と
されています。中でも2年債の利回りが10年債の
利回りを上回ることが6回ありました。
この逆イールドカーブが起きてから平均すると
1年9ヶ月間後に景気後退が起こっています。
ただ、景気後退が起こる前に株価が平均29%ほど
上昇しています。
まとめ
2019年7月現在では、まだ2年債と10年債の
逆イールドカーブは発生していませんが3ヶ月債の
逆イールドカーブが発生していますので景気後退が
近づいている目安になるといえます。
日本に起きたバブル崩壊の前にも逆イールドカーブが
発生していました。確実といえませんが確率の高い
目安になります。そのため逆イールドカーブが
発生したことが確認されると投資家の売りによって
価格が大きく下落することもありますので
注意が必要です。
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