外貨とFXによる違い

  • 2019.7.3

日本の預金金利は、ほぼ0%に近いので米ドルや
オーストラリアドル、ニュージーランドドルなど
金利の高い外貨で保有して高い金利を得るという方法が
あります。そこで外貨で保有する方法としては
「金融機関による外貨買付」と
「FX(外国為替証拠金取引)」の2つがあります。

日本の金融機関に預ける場合は、ほぼ0%ですが
減ることはありません。ただ外貨の場合は金利は
高いですが為替差による損益が出る可能性はあります。

金融機関による外貨買付の手数料

金融機関による外貨預金で最もネックになるのは
手数料です。1ドルを購入するのに25銭から1円ほどに
なりますので仮に10,000ドルを購入するとなりますと
2,500円から10,000円ほどの手数料がかかることに
なります。

仮に現在のレートで110万円をドルに換えるとおよそ
10,000ドルに交換することができますが、金利を
2%とすると1年間で約200ドルで日本円にすると
約22,000円になります。手数料がおよそ半分を
占めることになります。またドルから円に戻すときも
手数料がかかります。

つまり手数料を考慮すると長期で預け入れておくことを
前提としなければ利益を得づらい側面がありますし
長期的に預け入れておくと為替差損益も考える必要が
ありますので、意外に難しい方法です。

FXのレバレッジ

外貨で保有する方法の1つとしてFXがあります。
FXは手数料の代わりにスプレッドがあります。
スプレッドとはドルを買う価格と売る価格が異なり
差分をFX会社に支払うというものです。
例えば1ドルの買い金額が108.003円で売り金額が
108.000円のように買い金額の方が高いことで
差分を支払うことになります。
ただし、このスプレッドは10,000ドルを買う場合、
30円分にしかなりませんので金融機関に支払う
手数料に比べると比較にならないほど安く済みます。

FXにおいて注意が必要なのはレバレッジです。
FXは預け入れている金額の25倍の外貨を
購入することができますが為替損が広がりすぎると
ロスカットが発生して強制的に外貨を売られて
しまうことに注意しなければなりません。
預け入れた金額のみ外貨を購入すればロスカットの
心配はありません。

まとめ

外貨預金をする場合、手数料がかからないFXのほうが
利益を得やすく、FXの利息(スワップポイント)は
毎日、付与されますので再投資の頻度も増やせます。
資金管理には証拠金率に気をつけるようにすることが
ポイントになります。

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