2019年6月FOMCで利下げに言及

  • 2019.6.20
FOMC概要

昨日、実施されたFOMCで金融政策および政策金利は
ともに現状維持という結果でした。
ただし声明に経済の不確実性が増していると明記され
参加者17名のうち8名が2019年中に利下げすることを
予測しています。

為替

FOMCの声明文の発表からドル円は急落しています。
108円のラインを割込み一時期、1ドル107.9円で
下げ止まらず、1ドル107.6円ほどまで
落ち込んでいます。
今年の年初のフラッシュクラッシュを除けば
今年一番の円高になっています。

週足でチャートを見ると次に意識されるのは
1ドル105円になりそうです。
週足ですのですぐに3円、落ちることはなさそうですが
中期的には下落基調となりそうです。

株価

FOMCの声明文の発表でNYダウは急上昇して300ドル超の
株高で終了しました。その流れを引き継いで
日経平均株価も100円越えで終了しましたが節目の
21,500円を超えることはありませんでした。

アメリカの株価は利下げから株高に向かいますが
日本の株価は直接、株高につながりづらいです。
利下げによって為替が円高方向に向かうと
輸出企業が中心である日本は収益が少なくなります。
収益が少なくなると株価に影響しますので日本株の
大幅な上昇は望めません。

今後の見通し

今週は為替は円高方向に株価は株高に向かうと
思われますが来週はG20が意識され、再び様子見に
入りそうですので、為替市場と株式市場の方向が
決まっていくのは7月に入ってからになりそうです。
G20では米中首脳会談も予定していますので
そこでさらなる追加関税や報復措置などとられれば
株安につながる可能性は高いです。
引き続きG20に注目です。

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