債券の種類と利回り

  • 2019.6.17

投資の方法の1つとして「債券」を購入するという
方法があります。債券を購入することは端的にいうと
貸付けることと同じことです。

株やFXとは異なり自分の資金を相手に貸して
貸付金に利息をつけて返してもらうことで利益を
得るという方法になります。
比較的、リスクは少なく済みますので投資の
初心者の方にも向いている方法です。

個人向け国債

「国債」は証券会社や金融機関などで1万円からの
少額で購入することがでできます。
国債は国に対する貸付なので貸倒れの心配はなく
銀行預金と同じくらいリスクは低いです。

貸付期間は3・5・10年など様々ありますし
途中で売却することもできます。

ただし金利は0.05%とかなり低めですが定期預金の
金利と比べると5倍ほどになります。
証券口座を開設したり金融機関で話を聞いたりと
手間はありますが、1,000万円程度の資金があると
年間で5,000円ほどにはなります。

社債

「社債」は会社に対して貸付になります。
国に比べるとリスクは上がりますが国債よりは
金利が高いです。(金利は会社によります)
購入できる金額の単位も様々です。

また社債は不定期で市場に出回りますので
タイムリーに購入できない可能性はあります。

外国債

日本は世界的にみると金利が低いですが
海外には金利の高い国がありまして中には
2%~3%ほどの高金利の外国債もあり
魅力的ですが、外国債は外貨で
購入しなければなりませんので為替によっては
マイナスになる場合もあります。

【為替レートの変動例】
 ・円 → ドルに交換(1ドル/100円)
  100万円 → 10,000ドル
  2%の利息がつくと10,200ドルに増えます。

 ・ドル → 円に交換(1ドル/100円) → 102万円
 ・ドル → 円に交換(1ドル/105円) → 107万円
 ・ドル → 円に交換(1ドル/ 95円) → 97万円

上記の変動例をみると利息よりも為替レートが
変わらなければ単純に2万円、増える計算になり
5円、円安方向に進むとさらに5万円が
増えることになります。
ただし逆に5円、円高に進むと利益がなく3万円の
損失になります。

このように外国債は為替レートを考慮する必要が
ありますし債権は年単位で保有することになるので
外国債は難易度が高いので自信がないうちは
控えたほうがいいです。

まとめ

初心者のうちは為替レートを考慮する必要のない
国内の債券を検討し、投資資金が多くない場合は
会社の社債から挑戦してみるのが良いと思います。
FXなどで為替レートに慣れてきたら
外国債券を検討してみるのもいいと思います。

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