利益確定と損切り

エントリーしてポジションを持つと決済が必要に
なります。決済には必ず利益があるというわけではなく
ときには損失がでることもあります。損失は放置して
元の水準に戻るまで待つよりも損切りしたほうが
長期で考えるとプラスになることが多いです。

損切りの必要性

エントリーするときは上がるか下がるか予測して相場に
入ります。相場が予想に反した動きをすると含み損を
抱えることになります。このときに、すぐにまた戻ると
放置していると、さらに損失を膨らませかねません。
もしまた戻ると考えるのであれば一度、ポジションを
決済して逆のポジションを持つべきです。

損切りをせずに想定外に損失が膨らみ価格が戻るまで
手を付けられない「塩漬け」状態になってポジションを
維持するために資金が束縛されてしまいます。その間に
トレードの機会があれば機会損失になりますので
損切りは必ずエントリーと同時に入れておく必要が
あります。また一度、置いた損切ラインは動かしては
いけません。

利益・損失の単位

利益、損失はなんとなくではなく数値で捉えることが
重要です。特に為替は様々な通貨があります。


ドル円やユーロ円、ポンド円など円と他の通貨ペアは
1銭を1pipsとして数えます。
円と他の通貨ペアは小数点第2位を最小単位として
1pipsと数えます。例えばドル円が1円、上昇すると
100pipsの上昇というように数えることになります。

利益確定・損切のポイントの目安

エントリーしてから利益確定または損切りのポイントは
直近の高値・安値が1つの目安となります。


買いポジションを持っている場合は直近の安値を
下回るポイントに損切りを置くと勢いを持った下落の
前にポジションを決済することができます。利益確定の
ポイントは逆に直近の高値の手前に置くと高値を
超えられずに反発する前に利益を確定することが
できます。ただ利益確定と損切りのポイントを直近の
高値と安値ちょうどに置くのではなく少し距離をとって
置いたほうが良いです。チャートは使っている会社で
異なりますし機関投資家の見ているチャートもまた
異なりますので10pipsほどの誤差をみておくのが
重要です。